勇太は昨晩浮気していたんだ。
そして私に嘘をついているんだ。
しかもこないだカフェで会ったあの幼馴染と?
どうして?
なんでこんなことになったの?
悲しくて悔しくて、私は涙を止めることが出来なかった。
わたしはすぐに勇太にLINEを送った。
【勇太、昨日本当に朝までカラオケだった?】
【うん?そうだよ、どうしたの?】
【そっか】
【なんで?どうかした?】
まだ私に嘘をつく様子の勇太に、怒りがふつふつこみ上げる。
【前に会ったあかねって子のストーリー】
みおから送られた画像を転送した。
【これ、どういうこと?】
一気に既読になって、返事が返ってこなくなった。
まさかこんな写真を送られるとは思っていなかっただろう。
【ごめん、これ、俺だと思う。けど本当に何も覚えてない。】
【無理。覚えてなくて、なんで嘘つくの】
【まって、ごめん、説明させて】
【悲しいよ、どうして】
携帯のLINE画面が涙でにじんで見えなくなる。
その画面はすぐに勇太からの通話呼び出し画面に切り替わった。
勇太はまた私に嘘をついた。いまは声も聞きたくない。
その後も勇太から着信が何度もあったけど、私が出ることはなかった。
↓つづく
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