【浮気発覚!?】SNS匂わせがエスカレートする女⑫【彼氏の幼馴染】

浮気
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あれから勇太とは少し距離を置いて過ごしていた。

勇太の“一緒に居たい”という言葉は信じたいけれど、

怖いのはあのあかねの存在。

【葉月?起きてる?】

お風呂上りに髪の毛を乾かしていると、テーブルのスマホが鳴った。

美緒からのLINEだ。

【起きてるよ。どした?】

【みて。】

続けて画像が送られてくる。

それはインスタのストーリーのスクショだった。

あかねのものだ。

暗い景色の中にまた小さな文字で何か書かれてある。

“なんで私じゃダメ?あんな子どこがいいんだろ”

【いつ?これ】

【さっき。気分悪いかもだけど】

【ううん、大丈夫】

【諦めそうじゃない?】

【そうかな。それならいいけど】

【勇太とはどう?あれから】

【あんまり連絡とってない】

【そっか。私に出来ることあればまた言って】

【ありがとう】

私はため息をついて、そのままベットの上に寝転がった。


それからも毎晩のようにあかねのストーリーは投稿され続けた。

いつも真っ暗な背景に小さな白い文字。

“私が一番彼のことを知ってる”

“大切な関係ってこうやって崩れるのかな”

“一緒に居て幸せなのは私だよね?”

“失って気付けば遅い

“苦しすぎる片思い”

また次の日の夜も美緒がLINEを送ってきた。

【こんなのあげてたわ】

シーツの写真に、灰色の小さな文字

“あの日の温もり忘れられないよ あんなに激しく求められたのに”

“これで終わらせるなんて無理”

【やばくね?もう色々こわくなってきた】

【私思うんだけどさ】

【何?】

【ストーリー、誰がみてるか分かるじゃん】

【うん】

【鍵付いてても、美緒が見てるのわかってるよね】

【うん】

【わざとだよ絶対】

【葉月にみせるってわかっててやってんの?】

【そういうこと】

鍵付きであのストーリーをあげているけど

あかねはきっと、美緒が私と仲がいいことを知っていて。

わざとこのストーリーをあげ続けてるんだ。

間接的に私に見せつけるために。

↓つづく

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